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AIが小説を書く時代、作家AIが登場するのは時間の問題でしょう。内容が面白いか面白くないかは置いておいて、作品は出来てしまいます。音楽や絵画と違って文章の場合、所謂「パクり」判定が難しいという視点から、小説の著作権問題に関して考えてみたいと思います。

通常の小説の場合は、多くの場合は作家と編集者のチームで制作され、世の中にリリースされます。この場合、通常編集者には権利は与えられません。編集者の作業内容は様々ですが、テーマ出し、内容そのものに対して修正指示をする場合でも権利は与えれません。

AIが小説を書くようになった場合、登場する人間は「作家AIを作った人」「作家AIに何かしらの指示を出す人」「作家AIの作品に対して編集作業をする人」の三人でしょう。その三人で権利を共有することになるのでしょうか。となると、人間作家の場合の編集者の問題が出てきますが、人間作家と比べて作家AIに対する編集者の存在意義は大きいと思われます。なぜならば、作家AIは人間作家と異なり反論せずに全てを受け入れるからです。もちろん、編集者に対して「反逆」する作家AIが作られるかもしれませんが、そんなAIを使用して小説を作成する人は極めて少ないでしょう。

「作家AIに何かしらの指示を出す人」と「作家AIの作品に対して編集作業をする人」は同一人物であるケースが多いと考えられるので、この仕事の内容に別名称を付与した方が良いのかもしれません。ディレクターに近い仕事かもしれませんね。

作家AI使ってディレクターが作品を生み出す。著作権はシェアする。そんな時代が来るはずです。「作家AIを作った人」は個人ではなく法人の場合もあるでしょう。「作家AIに何かしらの指示を出す人」「作家AIの作品に対して編集作業をする人」に関してもチームで取り組むケースも出てくると思います。そうなると小説の作成プロセス自体が大きく変わることになります。

そこに新しいビジネスが生まれるはず。そのチャンスを逃さないようにしたいものです。


吉見 鉄也

ソニー・ミュージックエンタテインメント、田辺エージェンシー、コナミ、ドワンゴ、インデックスに社員として勤務。その後、フリーランスとして、ポニーキャニオン、Volcano(ギャル系モデル事務所)、夕刊フジ(コラム連載)、原宿東郷記念館(結婚式場)、ゲオホールディングス、ヨシハラ(クリーニング)といった多種多様な業界でのビジネスに携わる。 現在は株式会社イーフロを設立し、エニー(J:COMグループ)、ドキドキファクトリー(ライブ配信、ソーシャルゲーム)、ギリア(人工知能)での業務を中心に活動中。 趣味は読書(小説を年間120冊以上)、ランニング(年間2,000キロ目標)、俳句(下手ですが約20年間継続中)。

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